天才鬼才・最原最早の思惑とは?『 [映]アムリタ』野崎まど

天才鬼才・最原最早の思惑とは?『 [映]アムリタ』野崎まど

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが―。第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。

「BOOK」データベースより
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タイトルについて

タイトルに「[ ]」が付いているのが斬新で、非常に目を引きました。

そして「アムリタ」は飲むと不死になる飲み物(蜜)で、インド神話に登場すると作中で語られていました。

そしてハナシは脱線しますが、個人的には「アムリタ」と言えば「サンサーラ・ナーガ2」に登場するアムリタです。

サンサーラ・ナーガ2は名作ですよね。

結末が印象的で、プレイから20年以上経過していますが、未だによく覚えています。


装丁・表紙について

表紙は恐らくヒロインの最原最早(さいはらもはや)のイラストかと思います。

メディアワークス文庫の作品ですが、そこまでガッツリ「萌系」の表紙ではないと思いました。

感覚が麻痺しているだけのような気もしますが…。

私の所持している文庫は最初に出版された際のイラストで、2019年に出版された新装版も表紙は最原最早ですが、もう少し現代風になっていました。

個人的には新装版の方が好きだったりします。


ストーリーや私的思い入れ

本作はネットで情報収集している際に、面白いという書き込みを見て購入した作品です。

個人的にはほとんどラノベ(レーベル)は読まないので、「メディアワークス文庫」というのに抵抗がありました。

でもまぁ面白ければ何でも関係ないわいと思い、購入したというわけです。

結果としては、読んでよかったなと思っています。

「ラノベでしょ?」って甘く見ていると、コロッと騙されてしまうような作品ですね。

チョビっとファンタジー要素も含まれており、本格でも学園モノでもないような、ちょっと不思議な感じのミステリとなっています。

最原最早が何を企んでいるかが読者の最大の疑問点だと思いますが、それも最終盤に明かされます。

本格ミステリを読み慣れている方にとっては、それ程大きな衝撃ではないかもしれませんが、案外序盤から張られていた伏線があることには驚かされました。

ちなみにもう少し詳しいあらすじが知りたいという方は、Google検索で

「野崎まど アムリタ あらすじ」

と検索すればいろいろとヒットすると思いますので、そちらから確認してみてはいかが。